金沢の木倉町「酒菜家」は惜しくも…

金沢のお気に入りBar巡りに知人と2人。15時から入店できて、カクテルが楽しめる「Bar polish」へ。

この次の予定は?の展開で、場当たりノープランを伝えると、マスターから居酒屋に行くなら酒菜家(さかなや)」を勧められた。マスター、よく行くらしい。

スポンサーリンク

料理はどれも美味しいが、「丸芋の刺身」と「カキフライ」は是非のオススメと。すぐ傍の木倉町にあるから行こうとなり、マスターが予約でOKに。

Bar巡りの間に、急きょ居酒屋入れ込み。居酒屋「いたる」の北側の路地、「酒菜家」を訪ねた。

カウンター席のみ、8~9人で満席の小さな店。そこは昭和の居酒屋。下町風情が心地よい。

カウンターに並ぶ酒や煮込み皿、厨房壁に貼られた手書きの品書き、年季の入った鍋やガス台、地元の方の気さくな声かけ…昭和の空間が在った。

日本酒は「宗玄」…入荷未定と。能登輪島、珠洲は年明け地震で酒蔵ほぼ壊滅と悲しい噂も。店主から「竹葉」(ちくは)もいいよの勧めで2合×2

つまみには、もちろん「丸芋の刺身」、「能登牡蠣のフライ」を頼んだ。

丸芋は自然薯と長いもの中間くらいの食感、粘りの強さは他に無いという。多くは作られていない希少な加賀野菜、居酒屋ではあまり扱ってないそうだ。

スポンサーリンク
4個食べた後ですが…

すり身を小さく丸め皿に盛り付け、海苔の粉と刺身醤油でいただく。箸で挟むと餅のような弾力。食味もそう。自然薯や長いもとは全然別物。これは美味い!

能登牡蠣のフライは、新鮮な牡蠣がカラッと衣でジュワッな旨味。ご当地の能登牡蠣は小粒で濃厚な味で有名。その揚げたてフライ、だから旨い。

店主、昭和63年に開店で37年間営んできた。polish開店からマスターとの付き合いなんだとか。

マスターは、バー定休日の水曜が酒菜家も定休日になって残念がってた事を話すと、店主から、

「実は…4月27日、ゴールデンウィーク前に店閉めるんです」

と。

そろそろ閉める時期か?と考えていて遂に決めたんだと。背景にはいろいろだろうけど、せっかくの出会いも空前の灯か…

Webの口コミを覗いても人気が高くて、地元のお客さんも大勢いるはずの昭和な居酒屋が、ご当地から一つ消えると思うとやっぱり切ないもの。

せめて、賑やかしいままに終わりを迎えてもらえたらと願う。記事はそれまでの掲載。見た方、未だ入れずの方、是非、のれんをくぐってほしい。

酒菜家、惜しくも4月27日に閉店です。

在庫が心配ですが…

スポンサーリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です