晴天ポカポカ。バイクで知人宅に向かう途中、昼食に寄った蕎麦屋は大混雑。大勢が店前縦列…で諦め。
も~極端。コンビニ+メロンパンかじって昼食おしまい!って、駐車場で食べ終わった頃に知人から電話。民家カフェができたんで行こうと。
知人宅まで走り、引率されてカフェに向かう。R156から長良川方向に少し入った場所。民家がカフェ&テラスに改装されてた。
Crick☛「おひさま幸風e(カフェ)」
洒落た名前には、ちゃんとした理由がある…開業には思いが詰まってる…(新聞掲載記事から知ったんだけど)
概略で紹介
マスターは会社役員で重機運搬を担っていた。仕事の最中、解離性大動脈瘤という大病を患ったけど、幸いにも命を取り留めることができた。
ただし、視力の低下がおきて重機運搬の大型車両には乗れなくなり、やむなく仕事を退くことに。
そして、将来にやりたかったカフェを古民家を改装し前倒して開業。その際、大病を知った友人が、のれんや看板を無償で提供してくれたそう。
そんな始まりに、
「日当たりが良く穏やかなこの場所に、集うお客さんに、幸せな風が吹きますように」
(おひさま、幸せの風、for everybodyとか?…これは自分の想像ですけど)
という思いを込めて店名にしたのだそう。
入口をくぐると、左にカウンター。右の引き戸を開けるとテーブル席が並び、その先にはテラス。
いちょうの木のカウンター席でいただくドリップ珈琲、バーナーの美しい炎とサイフォンが目を楽しませ、木製カップの暖かさにホッとする。
そして、マスターや奥さんとのふんわりした会話も相まって、“長居してしまう”というカフェへのレビュー、うなづける。(しっかり長居)
カフェにはお客さんが入れ替わり、その度、顔なじみな挨拶がある。そんな流れに長居もそろそろとカフェから出ると、駐車場に入ってくる車がまた数台。
カフェは、目立つ場所にあるわけじゃない。目指して来ないと分からない。でも、お客さんが訪ねてくる。
当地の人たち、憩い場所になってるみたいだ。始まりの思い…その風は確かに吹いている、と。