バースプーン(BAR・Spoon)を後にして、次に向かったのは、倫敦屋酒場(ろんどんやBAR)
戸田マスターは、日本屈指のバーテンダーに名を刻み、「世紀の二枚舌」の著者で、是枝監督の知人…語るまでもないよね。
数多の情報を持つ有名人だけど、ものすごく気さく。話題が合うと豊富な知識から繰り出されるトークに引き込まれて…。
シングルモルトウイスキーへの拘りもすごくて。カウンター隣に並ぶ数多くのモルト樽を見れば、誰しもが理解するはず。
ここで、レダイグのピュアモルトをストレートで頂き、パンチのあるスモーキーに、アイランズウイスキーの虜にされた。
詳しくは、過去記事をご覧あれ。http://sanban.skynet-ik.com/2018/12/04/rondonya-whiskey-ledaig/
バースプーンではラフロイグのロックだったんで、ここではタリスカー(Talisker)を注文。
ストレート&チェイサーでダイレクトな味を堪能。(レダイグもそれを勧められたっけ)。
タリスカーは、アイランズの一つ。スカイ島唯一の蒸留所で製造されてるメジャー銘柄だ。
このウイスキーもラフロイグと同じくピート香がとても強い。グラスに口を付けるとピリピリと痺れる。
このBARで飲んだタリスカー、樽モルト出しだからか、ピート香が強烈で飲み始めたら周囲に立ち込める感じに。
「これ、正露丸の匂い?」
正解!嫌いな人には申し訳ないけど…BARの樽モルト出しだから、今夜は許してもらおう。
これも美味だったので、試しにと仲間に飲ませたら、ピート香(ヨードチンキ臭)にしかめ面…笑
個性が強いから、初っ端のチャレンジだと、ウイスキーの好き嫌いに影響する?経験値あってのおススメかも?
倫敦屋酒場は大勢で賑わしく、どちらかというと静を好む我ら。しかも、シングル樽モルトは「時価」表示できっと高価。
次のBAR巡りを考えたら、ここらで酔いを醒まさないと撃沈する…という話でお勘定に。(軍資金面も大アリで)www
片町から香林坊方面に向かう途中、初めてのコハクBARに向かったけど満席で✕。新規開拓はできなかった…。
外は強風と寒さが厳しくて、この状況では片町BAR街は軒並み観光者が入り込んでると想像、道路の対岸へ。Blue-Barへ…。
行きつけBAR、ブルーバーに入店。(深夜近くに行くと事前に伝言してた)。
仲間4人だからと、マスターが気遣ってテーブル席を用意してくれた。カウンターにはお客さんがそこそこ。
この天候でBAR街の外エリアでの入客、悪くないよ。最近移転して、古民家一軒貸し切りスタイルに変貌。
以前よりテーブル席数が増えてカジュアル感が増したかな。入込客数の取込み…今時の金沢じゃ必然な姿だろうな。
以前の、細く狭いカウンターだけの空間が懐かしいなと、ちょっと思ったりする…。いつも一緒に訪れてる友と共感。
ここでは、先回ホワイトレディーを飲んだので、今回は別ベース酒バリエーションのサイドカー。
なんせアイラ、アイランズのシングルモルト攻め、少しだけ大人しい感じを入れたくなる…あるでしょ?
次のカクテルを考えていたら、ジュラ(JURA)の文字がメニューに。アイラ島の隣、ジュラ島で生産されるスコッチ。珍しくピート香が無いので飲みやすい。
甘味は1杯で終了~。結局はスコッチ推しになってしまってる。今回は特にそうみたいだ。
スモーキー&ハニーと言われる10年もの。ボタニカル?と甘い香りフワリなウイスキー。チェイサー要らずだったし、ロックでいいやと。
初ウィスキーに、オススメです。
なんだか窓外が寒波厳しい夜になってきて…、飲みメインで小腹が空いた。天候が荒れないうちにラーメン食べに行こう。
BAR巡り4軒、飲み過ぎた感じはしない。心地よい酔い加減で、もう1、2軒は行けそう…でも、これくらいが今日はマスト?
今回は残念ながら行けなかったコハクBAR、鶯のラーメンも食べたかったな。食べるの忘れた、カニ味噌甲羅焼き…。
忘れ物、残しものを手に入れに来なきゃな…なんて気持ち、もうムクムク。
金沢片町を中心に、今回はシングルモルトな夜、楽しめた気がする。いや、楽しめた。
また、年を越したら行っちゃおうか…。