岐阜県郡上市八幡町のせせらぎ街道（R472）、下小野交差点から50mほど南下した辺りにある蕎麦店。
２度目の入店。前回、旅行からの帰路で友人に紹介され少々遅い昼食で入店、味噌カツ定食1,480円を食べた。
蕎麦に味噌カツというと不思議な組合せに思う。以前に高山市の「里山茶屋むろや」でもメインメニューにあったし…なんで？
実は、蕎麦屋は出汁（かえし）を使いカツ丼を作るところが多いとか。カツを揚げるから味噌カツもメニューになるってわけ。
ご当地だけの珍しい組合せじゃなかった。全国的に普遍なものだったんだね…不知でした。
もう一回「すばる」を訪ねて蕎麦を食べたいと思ってた。だから、休日にバイクで向かった。
初入店時、お店の雰囲気がホワッというか、客人に対してというよりご近所さんみたいな、だけど丁寧で心地よかった。
お客さんは、知らないもの同士が多い。だから、互いがちょっとつながる店員さんの接客、心地よくて再訪したくなったのもある。
今回は、ちょうど12時くらい。店前は1台だけ駐車スペースが空いていた。空いた直後？ラッキーだった。
一人入店だからカウンターに行こうとしたら、店主さんがテーブルでいいからと案内してくれた。
店員さん（たぶん奥さん）が笑顔で、
「どうぞ、ごゆっくり」
今回も味噌カツ定食を注文、しばらくして膳が運ばれると…
隣のお客さんが、
「良かったらおしぼり、どうぞ」
無料の蕎麦湯をカウンターに注ぎに行ったついでに、自分のものを持ってきてくれた。見ず知らずの自分に、なんて親切な…。
これたけで昼食の味が良くなりそう。そんなサプライズが起きることも、ここでは普通に感じる。今日、来て良かった。
定食の味噌カツは、甘味を抑えた酸味のある味噌にサクサク衣で柔らかい豚肉。しつこくないので老若男女に好まれそう。
蕎麦は腰のある白糸蕎麦のような食感。小麦粉つなぎのしっかりした歯ごたえは、十割蕎麦とは違った美味しさかな？
滑らかなのど越しだけど…蕎麦はのど越しと言うけど…噛みしめたい。そんな蕎麦。
朝打ちの蕎麦、ご近所さんな雰囲気、美味いシアワセ…「蕎麦処すばる」行ってみてはいかがです？
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