金沢の倫敦屋酒場で初めて樽出しモルトウィスキーを嗜んだ。マスターに勧められ、“LEDAIG”を。燻し香とアルコール40度超のパンチで虜にされた。
それから2年が経ち、LEDAIG(レダイグ)をオーダーしようと入店前に問い合わせてみたら、樽が来ないので無いとのこと。
ここにも輸入品の延滞は例外じゃなかった…。無いとなると余計に飲みたくなったねぇ~。
せっかくだから、ちょっと並べようかな~。
まず、モルトの話。ウィスキーの呼び名。大麦麦芽(モルト)を使用するからモルトだね。シングルモルトとか、ピュアモルトって言われる。
「シングル、ピュアの違いって何?」
そうなるよねぇ。詳細に突き詰めていくと訳が分かんなくなるからザックリ言うと…。
シングルは、同じ蒸留所で製造されたモルトをブレンドしたもの、ピュアは異なる蒸留所で製造されたモルトをブレンドしたものと分けられる(かな?)
Suntoryの白州や山崎は前者、Nikkaのピュアモルトは後者ってことになるね。スタンダードなところ、チェックです。
「アイランズモルトって何?」
アイランズって、お店では高いところに、「Islands」って陳列されてたりするでしょ。酒屋だけじゃなく、ホームセンターでも最上段。(見ると“あー”って分かるwww)
アイランズは、スコットランドのモルトウィスキー。Island=島の複数形だから、スコットランドの島々で蒸留されるウィスキーってことだね。
アイランズのエリア、参考に https://mg.hideoutclub.jp/3006
さらに、このアイランズは、代表的な6島の蒸留所で製造されるウィスキーのことを言う。
ココ、チェックです。
6島は、スコットランドの北~西にぐるっと点在する。その1つ1つに蒸留所がある。最近は新しい蒸留所を建設する動きがあるって話も…)
ここからが本題かな?蒸留所と代表的なモルトウィスキーを並べてます。各島は観光地であったりもするけど、一切触れてません!モルト話onlyです。
〇オークニー諸島(最北)
ハイランドパーク蒸留所の“HIGHLAND-PARK”、甘く優しい燻煙の香りが特徴。12年物はハイボールも合う。18年物は甘さに深みが増して優雅。通な方へのプレゼントに最適。
〇ルイス島
島の上部をなぜかルイス島と言う。そこにあるアビンジャラク蒸留所、日本への輸入品は、なかなか来ないようですね。
通販で買えそう…
と言うのも、2008年創業と新しい蒸留所ってことも関係しているのか…日本は、舶来ビンテージにひいきだからねぇ。
〇スカイ島
タリスカー蒸留所の“TALISKER”、聞いたこともある人がいるかも。Barでボトルを見かけてたりするんじゃないかな。
ピリピリ感と潮の香っぽいモルトウィスキー。LEDAIGっぽいシビレが唇にきます。10年物はハイボールとか言われるけど、このモルトの特徴は好みが分かれそう。
〇マル島
トバモリー蒸留所の“LEDAIG”、燻り香が強く、スパイシーで唇がシビレます。最初に飲むには強烈なパンチを覚悟で。
“TOBERMORY”(トバモリー)という銘柄もあります。こちらは燻り無しでスッキリ系、甘い香りがします。比較は“LEDAIG”飲む前じゃないと…。
〇ジュラ島
ジュラ蒸留所の“JURA”、200年の歴史ある蒸留所で作られるモルト。燻り無しと燻りの2種類が製造されている。正直、見かけない?嗜んでないのでコメントが…。
通販で買えそう…
〇アラン島
アラン蒸留所の、“ARRAN”(アラン)は、ウィスキーを初めてという方にもオススメ。最近はリニューアルされたボトルに。バニラ&シトラスの香りとふんわり香るスモーキーを楽しめます。
〇アイラ島(アイランズの番外)
スコットランドウィスキーと言えば、“アイラモルト”と言われるほどメジャーな蒸留所が多くある島、アイラ島。
“LAPHROAIG”(ラフロイグ)は知ってる人、多いんじゃないかな?スーパーマーケットのお酒コーナーにも。緑の縁取りで白い丸い筒に入った…それです。
スモーキーで、ヨード香(正露丸の香りと言ったほうが分かる?)が強く個性的なアイラの代表的なモルト。
強弱はあるにしても、このクセで2000年前半にはスコットランドウィスキーが世界を魅了し、同じ燻し香が特徴のアイランズも世が知ることになった…。
このBOWMORE(ボウモア)も定番
以上、チェックです。
さて、ウィスキーチョイスもしやすくなって、至高なひとときを“味わう”チャンスが高くなりました…。ココ、一番大事なチェックです。
では、アイランズウィスキー、どうぞお試しあれ。