11月12日から、ヤフーオークションの出品がPREMIUM登録無し(登録会費498円不要)で可能になるとメールが届いた。一見すると、会費を払わないと不可だったヤフオクアプリ以外のPCやスマホのブラウザでの出品が可能になるというのは、出品への条件緩和。
パソコンのほうが出品の入力が楽だけど、会費払ってまでオークションなんて…とかでスマホアプリ版に小さな文字を打ち込んでいる…という向きには“待ってました”的な良い変更に映る。
できなかったものが、お金を掛けずにできるように変更した風なことを謳っているわけだから。
では、本当に有利なヤフオクの変更なのか考えてみようっと。こうやって疑ってかかることが当然になりつつある。何かにつけて鵜呑みにしない、信用をしないのは…どうかとは思うんだけど…。
出品者は落札に掛かる経費を差し引いた額を売り上げとして受け取るので、会費(PREMIUM会員費)が不要というのは実入りが増えることに。
ただし、実はこの他に落札手数料がPREMIUMは8.64%で、非会員は10%という差が11月12日から起こるので、その辺りを加味して見てみる。
基本的には2つの着目点。収入(売り上げ)額の比較、オークション出品における機能の差についての比較になるかと。それをまとめてみたのがコレ。
非会員の出品メリットはどうだろうか?ヤフオク側の意図は、出品数を増やすことにある。そのためにPREMIUM登録という既存の手続きを省いたことでeasyな出品ができるようにした。
出品数を増やしたいのは、単価の低い層になるだろう。フリーマーケットに出品するようなユーザーの取り込みが目的かも?数で稼ぐ?
オークションの詳細機能については、非会員は標準フォーマットしか使えない。それでも事足りるならデメリットとまでは言えないね。最大の出品期間もほぼPREMIUM会員と同程度だし、アプリ・PC&スマホのブラウザで出品可能という条件は同じになるし。
結論としては、頻繁にオークションを利用するならPREMIUM会員になったほうが良い。少額なオークションや頻度が低い場合には非会員のままで差し支えないといったところだろうか。
PREMIUM会員登録無しでもオークション出品できることについて、ヘビーユーザーには有効に働かない。オークションビギナーには大いに出品へのハードルが下がるメリットだとは思えるけど。
新規ヤフオクユーザーの確保、PREMIUM会員との落札手数料の差が気にならない少額出品者をたくさん集めて、「数でかせぎます」的な方向に内容変更って事か…な?