中華インカムの6rider’s(6ライダーズ)、今のモデルではない旧モデルを所有している。値段の割に高性能で気に入っている。中華製を侮るなかれ!日本製の高額機種と大差ない性能を持ち、耐久性も国産製品とそん色なくなったと言っていいくらい。
値段もリーズナブルだし、障害物が無い場合には1000mの送受信OKだとか。実際にかなりの距離で送受信した。1000mは分からないけど、数百mはいけたと思う。これで十分じゃないかな?
そうはいっても、やはりウイークポイントは…ある。
まずはスピーカーの厚み。厚みと言っても片側6mmくらいで“厚い”って訳じゃない。むしろ薄いほう。それでもヘルメットインナーに装着すると、耳がやや圧迫される感じがあるので長距離走行では痛みが多少残る。
そしてヘッドセットの配線。細く頼りない。少し乱暴に扱おうものならすぐに断線しそうで取り回しに気を遣う。インナー取付け用のキャップボタンで不用意に挟んだら、間違いなく断線する細さ。
この辺りは中華製に“あるある”な話。ここが日本製と違う部分。日本は耐久性も考慮した設計をするから、こんな細い線はまず使われていないね。
そんな心配な部分もあったけど、これまで何度もヘッドセットの着脱を行って特に断線などは無く、普通に使用できていた…いた?
今日、バイク走行しようと昨晩から充電していたインカム本体をペアリング送受信確認したところ、一方がマイク音声を拾わなくなってしまった。相手インカムと交換しても同じだった。
そう、マイクが壊れた。スピーカーは正常に音を拾う。マイクはフレキシブルアームの先端だから、落下でもしない限り壊れないよね。壊れるとしたらマイクの配線部分の基盤剥離か断線だと思う。
断線かどうかは不明だけど…。スピーカー配線の細さから見ても疑わしいと思うなぁ。
このままでは今日の用を成さないので、このヘッドセットの後継にと買っておいた改良版ヘッドセットを装着してみた。スピーカー部が更に薄くなっているので、Mサイズヘルメットでも圧迫感はかなり少ない。径は大きくなっているけど問題ない。
スピーカーは、カバーの中に収納されるように改良されて耳へのタッチも柔らかい。スピーカーへの配線も太くなり、スピーカー本体根元への配線取り入れに角度が付いている。
ヘルメットインナーへの装着を考慮してだと思う。配線が急折れしないので断線リスクは軽減されるよね。
もちろん、送受信はバッチリ正常作動。Bluetooth接続も問題なく、(説明書を無くしたので、WEBで検索しながら接続したので手間は掛かったけど)YouTubeで音楽を流しての走行OK。
途中で電話着信があったんだけど、応答は瞬時に自動対応!通話終了でYouTubeに自動切り替えしてくれた。
今回、オリジナルヘッドが故障したことで、買い置きしていた改良版ヘッドセットの装着試験ができた格好になった。感想としては、インカム通話応答はもちろん満足できるもの。ヘッドセット&スピーカーの装着痛もほとんど感じなかった。
Bluetooth接続や電話着信応答の性能も満足できるものだったし、配線の改良で耐久性も向上していると感じた。これは良品としてオススメできるかと。
【変換アダプター】
6ライダーズのインカムに市販の4極イヤホンマイクを使用するときに必要。理由は、6ライダーズの規格がomtp、市販イヤホンマイクはctiaという違いがあるから。(海外品や先代規格にomtpが多いよ⇦詳細は、このブログで‟OMTP”で検索してみてネ)
バイクシーズンも終了は間近。でも、都心部近郊はこれから紅葉シーズンだから、ポカポカ陽気に誘われてインカム付けて向かうのもいいねー。
景色見ながら話しながら…車内とは比較にならないパノラマな解放感!バイクの特権を楽しめますヨ、まだまだー。(^^♪