ジントニック、ギムレット、ホワイトレディー、マティーニといった人気カクテルに定番なベース酒の「ジン」。
定番だからこそ、こんなのをサラッと覚えておけば、Barでの会話やジンのセレクトに参考になるかもよ?
ジンは、ジュニパーベリー発酵蒸留の“利尿剤”だった。酒として嗜まれたのは、「オランダ・ジン」が始まり。
●ドライジン=ロンドン・ドライ・ジン。英国で作られ、カクテル向きとされる。
●ジュネヴァ…「オランダ・ジン」とも呼ばれる。穀物の風味が特徴。“ボルス”は代表的銘柄。
●シュタインヘーガー…ジュニパーベリー使用の「ドイツ・ジン」。ドライジンよりあっさり感。ストレートでも飲みやすい。
●オールド・トム・ジン…ジンの蒸留が粗悪で規制された時代、糖を2%加えて飲みやすくした甘口のジン。初心者にもおすすめ。
それでは、カクテルに主に使われる、ドライ・ジンの代表的銘柄を少々挙げよう…
【ビーフィーター】英国陸軍近衛兵のラベル、カクテルベースにコスパが高い。世界で高評価なドライジン。
【MONKEY 47】47種類のボタニカルを使用したドライジン。さまざまなテイストが複雑に絡み合った奥行きのある味わいが魅力。
【ゴードン】ジントニックを生んだとされるジン。ジュニパーベリー使用、芳醇な香りが特徴。
【№3ロンドン・ドライ・ジン】ジュニパーベリー使用の伝統的ロンドン・ドライ・ジン。ドライマティーニ用に調整の、Alc度数46度。
【タンカレー】言わずと知れたロンドン・ドライ・ジン、世界的なカクテル定番ベース酒。Barには有るはずのジン。
【ボンベイ・サファイア】ボタニカルが香しい、世界№1と言われるカクテルベース酒、美しいブルーボトル。
こんなところですかな。
一般的にはドライジンが使われるカクテル。だけど、ジュネヴァやシュタインヘーガーといった、オランダやドイツのジンを知ると広がるねー。
【ザ・ボタニスト】スコットランドのアイラ島唯一のクラフトジン、数十種類のボタニカルを使用。
パリで蒸留の変わり種的なジンを1つ。
【ディスティレリ・ド・パリ】ベルガモット&フレッシュコリアンダーの香り、「飲める香水」とも言われるエレガントなジン。
ブレンドのアレンジでカクテルを楽しむのが一つ、ベースを変えて同じカクテルの変化を楽しむのも、また一つ。
「さて、ベースは何になさいますか?」
「今日は…そう、№3ロンドンでお願いしようかな。」
なーんて感じで、いいじゃない?