福井県大野市にある土日限定、手打ち麺の小さな蕎麦店。
北陸道福井インター方面からR158号で東進、R157号との交差点の1つ手前を右折して200mほど進むと右側にある。
製材工場の端っこに在る。看板もそんなに目立つほうじゃない。近くに来たら、安全確認してゆっくり走行で見つけよう。
友人が口コミで聞いていて、金沢旅行の帰りに遅い朝食で立ち寄った。麺が無くなったらすぐ閉店するからと聞いて、11時前に入店した。
小さな玄関を通り、奥の座敷へ…これまた思った以上に省スペースな空間で、お客さんでほぼ満席だった。
しかも十割蕎麦は売り切れで二八蕎麦のみ注文OKという繁盛さ。自分達と後から入店の2名で終了に。
11時前から来てさえ、この状態。12時に来ても閉まってる可能性大。店内には、せいぜい20名くらいしか入れない。
蕎麦は20食くらいしか用意できないのかもしれない。全て手打ちだと言ってたし、手間かかる分、量が用意できないもんね。
幸運にも奥座敷に案内してもらい、二八蕎麦の「おろし冷蕎麦」をお願いした。
おろし蕎麦は、冷たい大根おろし、小口切りネギ、削り鰹に白醤油出汁で整えてあった。白醤油、手打ち麺の色合いが自然でイイ感じ。
そして、大きめの削り鰹とネギを軽く絡めて口に運ぶと、鰹の風味、蕎麦の食感にネギのシャキッとした感じが時々…。すごく美味。
店を出る際、振り返ると閉店の看板が用意された。12時チョイ過ぎだけど。訪ねてきては、閉店で引き返してたお客さんも結構いた。
聞きつけて来たんだろうけど、こんな早く閉まるとは思ってないだろう。少し遅れたらそうなってた、自分たちも。
ご夫婦で経営、地元客が多い、限定食数、外来者は口コミで来店…なんだか蕎麦屋さんには、こんなスタイルが多いような気も…
稲田元防衛大臣も来店したみたいで…。就任当時はストレス掛かってたし、お忍びで来るにはピタリな店だった?
自分たちが案内された奥座敷で食べてたのかな…?なんか隠れ部屋的な感じだったし…なんてね。
蕎麦処「欅」に行くなら、土日の早めが鉄則ですヨ。11時や12時では閉店してる可能性が高いので。
参考までに、自分達の場合、10時40分あたりに入店、後2人で即閉店でした。
訪れ食す価値のある蕎麦店。信州、飛騨、美味しい蕎麦処はあるけど、福井大野の欅の蕎麦は、確実に美味いですヨ。
珍しいランアバウト交差点と、アウトドアな道の駅「荒島の郷」がその先に。ここの蕎麦を食べてから立ち寄る旅行スケジュールもアリかも?