飛騨高山市の久々野町渚にある、道の駅なぎさの一角にある団子店。平日のみ営業で祝祭日は休業。道の駅なのに…だ。
商売っ気が無いと言うか、自然体というか…。でも、ちゃんと「だんごや たか」って店やってるオヤジさんだけど。
もう何年になるかな?バイクで氷見へ高山市~富山市経由で早朝から出かけ、立ち寄った時にオヤジさんが店で団子を焼いてた。
手前には、
“まずいだんご”
って書いただけの紙が貼ってあった。
「オヤジさん、まずい団子って何?インパクト狙ってんのかい?」
って聞いたら、
「ま、食ってみたらいいって、まずいから。気持ちは込めて焼いてるけど。」
ってニンマリ。
「食ってまずかったらお金取らんでしょ~が。エグい宣伝してるねぇ、客寄せ上手いワ~。」
って返したら、
「まずいだんごの他にも、美味い飛騨牛の串があるぞ、それ食ってもらえばエエワ。」
って。
久々に「道の駅なぎさ」に立ち寄った。5年ぶりくらいか。あの、まずいだんごは…あった。
以前のシンプルな張り紙は、チョッとグレードアップしてこのような感じに。

ほっこりな感じのまずいだんごアピールになってた。食べると好きになるとか、書いてなかったと思うな、あの頃は…。
平日に立ち寄ったけど、夕方だったからかな?閉店してた。でも、元気でやってると思うとなんだか嬉しくなったワ~。
肝心のまずいだんご、まずくない醤油味だったはず。もうちょっと高山寄りに佐々木だんご店って旨い団子店があるけど、そこも醤油味。
飛騨は醤油団子が普通かな?佐々木のだんごは、「ノリ巻き」と「しょうゆ」の2種類。旨いんだな、ここの団子は。買う人ホント多い~。
まずいだんごには宣伝インパクトじゃ負けてるけどね。味と口コミで勝負してる真っ当な戦術に対抗の戦法だったのかもな、「だんご たか」のオヤジさん(笑)
今日もしゃべってるかな、
「あんた、心を込めた“まずいだんご”知ってるかい?食ってみなよ、分かるから。」