“ととや”と読む。飛騨高山市の居酒屋。
と魚屋 https://www.facebook.com/umaimon.totoya/
飛騨?「飛騨牛」じゃないの?魚って…。
そうそう、普通はね、そんな感じです。合ってます、それで。飛騨牛は有名ブランド牛、サシ(脂)がキレイに入った肉は、飛騨地域の特産物だもんね。
でも、飛騨は魚も美味しいんだよ、これが。なぜかと言うと…。
昔は、現在の国道41号線富山~高山、高山から野麦峠を超えて信州(長野)に入る街道は、「ブリ街道」と呼ばれ北陸魚を信州へ運ぶ道だった。
北陸のブリは、高山に入り塩を加えて状態を保たせ「飛騨ブリ」の名で信州へ届けられたという流れがあって、高山には良い北陸魚が入ってくる。
今の時代は輸送手段も進化して、朝獲れ直送は当たり前。北陸の漁港からもアクセスが良くなり、そんなに遠くもないので鮮度も更にバッチリ。
という事。
飛騨牛じゃなく「魚」もイイゾ!って分かってもらえたかな?
ただ、圧倒的に飛騨牛がメジャーになってるから、居酒屋の多くは肉料理メインかもしれない。魚と言えば、飛騨の近隣では富山・石川がやっぱりメジャー。
だけど、今回は魚を頂きながら一献という企画でやってきたので…。例の名前も聞きたくもない感染症のせいで、繁華街には行きたくても行けない。
十年間続いた、北陸の都「金沢」通いが途絶えてしまった…。
(# q`Д゚)q 「×ソッ!」
だから、せめて魚の旨い処に行こうじゃないかと、仲間内の話が盛り上がり…というか我慢してたのが爆発●~*だなー。
で、飛騨高山を選んだ。魚メインな居酒屋を探して見つけたのが「と魚屋」だった。
何といっても、“魚屋さんが営む居酒屋”だからね、間違いないと思ったんだ。魚(も)扱ってるんじゃなくて、魚(を)扱ってる店だから。
単品、定食、昼夜営業で旬魚の料理が食べられる。地元ではランチも大人気だとか…。
場所は、JR高山駅から北へ約1.6㎞くらいかな?桐生町西の交差点を右折、北小学校北の信号を渡り、小学校正面あたりを左折すると住宅街の中にある。
ひっそりとした場所で、地元ならではという感じで、外来者には隠れ家的。好きだなーこういうの。
さっさと、夜の部開店時間の17時に予約してしまった(笑)。一番客~。
お店に入ると座敷に案内された。愛想がイイ奥さん(だと思う。)で、飛騨のおもてなしにホッコリ。
付け出しは小皿に山菜と魚介。最初から日本酒だな、やっぱり。
肴にしたのは、
刺身盛り、あん肝、ブリあら焼き、鯛あら焼き、大粒牡蠣のフライ。(これ、ホント大粒。)あん肝はリクエスト2回・・・。いや~旨かった!
日本酒は、久寿玉(くすだま)と山車(さんしゃ)を。どちらも純米酒だったかと。飛騨は濃いめの味付け、脂の乗った肉料理にはいいかも?
魚料理には、北陸酒より少し甘みが後に残るような気がした。(素人、個人の感想です。)
まぁ、お酒はご当地風土と食文化の振り幅があるので、コレはこれでいい。強いて言うなら燗酒の銘柄をもう少し多めにして頂けると嬉しい…。
最後の〆は鯛茶漬けを頼んだ。これがまた…美味かった!何が美味いって、ほぐした身とお茶のアツアツ感とコメの立加減というか…全ての食感が絶妙だった。
「Theお茶漬け」って感覚、今もすごく残ってて。ヨカッタよ、「と魚屋」。
いつか再開する北陸行脚の思いを膨らませておくには、良い位置にあるなぁ、飛騨高山って。
飛騨で魚が前面な居酒屋に行きたいです?なら、「と魚屋」はいかが?