
もちろん、新聞折り込みチラシ配布してます。
中古パソコンの販売&卸を全国展開しているリングロー㈱。そのプロジェクトに「おかえり集学校」があります。
これは、廃校舎を活用してIT機器の無料相談や修理といったサービスを行い、地域の集うスペースの提供を併せることで、生業にも生かすプロジェクト。
一見すると、都市部のIT事業者が、地方の人口が多くない場所に進出のメリットは?と思えるのですが、この既存概念を払拭する取組なのでした…。
その部分には、話が長くなるので今回は大きく触れないでおきましょう。
全国で8番目に開校の、「菅田集学校」のプレオープンイベントが4月9日に開催されましたので行ってみました。
菅田地区は、下呂市金山町の山間集落、地方都市の田舎町という風情。人口は2,000人未満くらいでしょう。
この「菅田集学校」は、リングロー㈱が下呂市から貸与活用する廃校舎に、地域の事務所が入居し、互いに連携して地域の活動を盛り上げるのだそうです。
他の集学校と同様、地域開放、ITレクチャー&修理・買取、貸し教室などのプロジェクトを展開しますが…。
地域活動の事務所が併設というスタイルが、他とは違う形になります。より地域と近く強くつながることは、リングロー㈱のビジネスモデルに重要なのだそうです。
そんな「菅田集学校」の開校(厳密には、内外装工事前で仮開校だそうです。)とは、どんなイベントだったのか?
お年寄りや壮年の方が、次々と熱心にスマートフォン・タブレットPCの取り扱いや、アプリの登録&解除の相談等に訪れていました。

隣の教室では、Eスポーツ体験やパソコン操作体験、体力測定といったイベントに小中学生が楽しく参加していました。
12:30~15:30の開催時間には、100名の来場者があったそうで、プレイベントとしての想定した数は越えていたようです。

訪れてみた感想として、この地域の方には、普段からIT機器に慣れられる環境、気軽に憩える場所を同時に手に入れたわけで、地域への恩恵はすごく大きいと感じました。
これからの社会は、外出制限や公共交通手段の課題が、都市や地方を問わず表面化するでしょう。近未来は、「ITやICTなくして生活なし」と言っても言い過ぎではないかも…。
しかし、その進捗を担う事業者数、機会が足りず、相談窓口の予約化も相まって、どこも進捗に頭を抱えていると…。
少なくとも、この菅田地区では、その手段を手にしました。しかも予約要らず、相談費用も要りません。
老若男女、ITやICTを使いこなす地域の出現…。良い未来図です。