タイヤをツライチに、ホイールスペーサーという選択

ホイールリム幅とインセットと“ツライチ”の関係…は、前記事で分かってもらえたかな。

タイヤサイズによって適合リム幅には限界もある。最終的には履くホイールのインセットで調節だね。

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だけど、それでも十数㎜イン側になるのが我慢できない人もいる…。それって、「妥協」って感覚の問題だから、個人差が有って当然、特別なことじゃない。

リム幅とインセット調整でも越えられない十数㎜に我慢できないとき…

コレだよね、ふつう。

昔からあるタイヤの外側へ突き出す方法。目新しくは無いけど、話の流れ的に紹介するよ。

ハブとホイールの間に噛ますアルミプレートのこと。厚みがあり過ぎるとホイールナット噛み込み寸法が確保できなくなる。(噛み込み10㎜以上は必要)

5㎜厚くらいまでが使用の限界と思っていい。市販では10㎜程度のものもあるけど、ナット噛み込みが甘いから控えたほうが無難。

丸穴は、ズレないからオススメ。

5㎜×2枚の10㎜ってのもダメ。面どうし固定されてないからズレる。トルクが逃げて更に危ない。(普通、そんな使い方はしないだろうけど…)

スペーサーは、ホイールの突き出し目的で使うイメージが強いけど、実はそれ以外にも用途がある。

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それは、ホイールハブ凸部とスチールホイールハブ穴の固着抑制に使うこと。

スチールホイールのハブ穴は、車体側のハブ径+αになってる。多少余裕があるのが普通。

社外品では、ギチギチ寸法なのがある。ハマるけど簡単に抜けなかったりして、ギアプ―ラ―🔧使って外した…とか。

(こんなギアプ―ラ―、普通の家にはまず無いけどね。)

長く乗ってると融雪剤のサビで鉄が腐食して、徐々に固着して外せなくなったとか…。

こういった状態の回避にも使われてる。3㎜厚のスペーサーで十分事足りる。そのホイールを使う限り無くては困るものになる。

スペーサーを使う効果、前回のおさらいも踏まえて例えると…。

ホイールハブ平面からホイール外面までの距離が50㎜だったとして…、

装着する6Jホイールリムのインセットが+45㎜だとして、そこからホイールリム端までの距離は31.7㎜、ホイールのフランジ厚が7㎜とすると…、

ツライチに足らない寸法は、50-(31.2+7)=11.8㎜

ここに5㎜のスペーサーを噛ますと、11.8-5=6.8㎜

まだ6.8㎜がツライチに足りない…ってことになるけど、見た目にはほとんどツライチ状態だと思う。

タイヤは車体の重みで若干サイドウォールが膨らむ。だから、ほぼツライチ状態に感じるんじゃないかな。

タイヤハウス近辺での5㎜って、案外見た目が変わる。使用するのは5㎜厚まで。これを守って試してみるといい。

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