10月、信州方面のバイクシーズンは終盤に向かう。日中はまだ暑いこの時期なら軽装で行けるだろうと、日帰りツーリング。
朝晩は冷えるから、上はメッシュジャケット+インナー、下は防風ジーンズ。足から冷えるので下を暖かくして。
信州に向かうとなれば、この時期は「蕎麦」。秋は「新蕎麦」と言われて、旬の味を楽しめるそうだ。
10月だから肌寒くなる夕方。日が照っている間に平野部に戻っていたい。となると…。
R361で長野県木曽町の開田高原から岐阜県高山市久々野を抜け、R41で帰るコースを選択。
休憩を挟みながら、信州路をじっくり楽しもうと思う。たぶん、開田高原あたりで昼食になりそうかな。
だから、「みやま苑」で蕎麦食べようという事で決まり!
道中は気持ち良く走れた。R19を左折して開田高原方面へ。程なくややヒンヤリする程の気温に変わった。さすがに高原だから。
メッシュジャケット+インナーでは、場所によって若干寒さを感じた。高原ではそういう時期になったということだね。
12時半くらいに「みやま苑」に到着。既にライダーが大勢。食事を終えて休憩中な感じだった。店内を覗くと、これまた沢山のお客さん。
でも、少し待ってると入店できた。タイミングが良かったようで。(自分の後は、結構待ってもらう感じになっていたから、ラッキーだった。)
店内にはこんなポップが。
ナイス!旬を頂けるということで、来た甲斐があったなと。
信州そばと言えば、「すんきそば」が有名とか。かぶ菜の茎を発酵させたご当地食品「すんき」がトッピングされた蕎麦。
「すんき」は…イメージとしては、キムチのような酸味のある漬物。
「みやま苑」でもお品書きでオススメしてある。
でも…自分は天そばをオーダー。単に暖かい秋そばと天ぷらが一緒に食べたかったというだけ。
ここの信州蕎麦は、
腰は強いほうじゃない。
蕎麦の香りはマイルド。
意外と白い。(山芋をつなぎに使っている。)
正確に揃った麺幅。(機械切?)
以前食べた岐阜県の荘川蕎麦は、
歯ごたえしっかり。腰のある食感。
蕎麦の香りをフワッと感じる。
色は黒っぽい灰色。“蕎麦”のイメージ。
手打ちらしく、若干不揃いの麺幅。
秋は新蕎麦。新しいだけに癖がないのか、それとも産地の違いなのか、正直よく分からない。良い意味であっさりが“秋味”なのかな?
「みやま苑」、R361にポツンとある。食事処としては大きいほうじゃない。それでもR19にある有名な蕎麦店と入込客はそん色ない。
食べログや口コミも高評価だし、“美味”な蕎麦であることは間違いないと思う。
これから寒くなると、紅葉が見事な信州路。開田高原に向けてのR361は良い風景が続く。訪れた時には、立ち寄って食してみてはいかが?