ディーラーであれこれ修理を行って以降、1週間が経過したパッソ。ここ最近の発進時のエンジン加速反応の異常は起きていない。
加速も違和感のない状況になり、アクセルペダルとの一体感が戻った。交差点での発進が遅すぎとか、車線合流時に側面衝突しそうとか、その不安はもう無い。
“アクセルを踏めば加速する”という“当たり前”の動作。それが、これほど爽快なものだったのか、安心に繋がることだったのかを実感した。
同時に、違和感と不安な状態は、緊張と苛立ちをもたらし、普段では考えられない無茶な行動、勢い任せで扱い、災難を招く可能性も感じた。
機械物に故障や不具合は付き物。修理によって正常な状態にしてもらえたのは嬉しい。ディーラーの対応にも感謝をしている。その上で…メーカーにお願いしたい。それは、しっかりと今回の故障が発生した原因を探求してもらうこと。
原因は、まだ特定できていないのです…。
経年劣化の車輌ならば、“消耗や劣化”で理解もできる部分がある。しかし、パッソは新車で2年経過の車輌。走行距離は50,000㎞超。年間25,000㎞程度は、主要都市での平均走行距離に比較すれば多い。だけど、極端に多すぎるという距離でもない。
そんな新しい車輌に起きた故障の原因が特定されない…この車両と同じ機能を持つ車輌は、潜在した故障因子を持ちながら、巷を今、走っていると思うと…。
パッソはトヨタブランド。車輌販売台数は推して知るべし。少なくはない。だから、災難に遭うユーザーが明日出るかも?まとめて出てくるかも?
そんなことは絶対に防がなくては。早々に原因を特定して改善を施してほしいと思うわけです。
前にも書き留めたことだけど…。
自動車に装備される安全装置。いろいろな条件に絡んで制御され、とても複雑。エラーが出ないなんて考えないほうがいい。
エラーパターンは数知れずだろう。そのすべてを想定することはおそらく無理。重大なエラー、全て世に正しく明らかにされている?機械エラーが人の操作エラーってことで片づけられていないよね?
個人的感覚と断ったうえで…。正直、不安が無いわけではない。そういう疑念を払拭してもらいたい。だから、WorldWideなメーカーには、晴れ晴れした曇りの無い対応を切望したいのです。
【個人的に気になる…】
・運転手をサポートする、衝突防止抑制装置、発進誤動作抑制装置など。
本来、ドライバーは、扱うだけの技量があってこそ車を扱える(乗れる)というものだったはず。今は、その技量を「補う」装置によって、見かけでは上手(そう)な運転ができてしまう。
自分が正しく操作せねばという意識や技量も下がり、装置が「~してくれるだろう」的なお任せ運転を助長していないだろうか?便利機能の売り込みで人の機械依存、し過ぎてないだろうか?
・アイドリングストップ装置
地球温暖化抑制、環境汚染抑制の目的と燃費向上(もあったかと?)を狙って装着されるようになった。
でも、一方では始動と停止を繰り返し、バッテリーや機械稼働に大きなエネルギー負荷が発生。故障確率は未装着車よりも高くなる。
部品交換や修理は廃棄物を産む。果して環境に優しいと言えるのだろうか?
あまりに誤動作の報道が巷に多くなったから、そんな事までが、気になってしまうのです。